時を味わう、京都の一日 ― 第一章:二条城 ―
2026年 02月 21日

実は、私はこれまでに何度も訪れています。もう十分に味わったはずでしたので、しばらく訪れることはないだろうと思っておりました。↓東大手門[重要文化財]二条城の正門に当たります。

サロンから歩いて15分から20分ほど。今回は車ですぐに向かえる距離でもあり、一か所目として選んだのが二条城でした。けれど不思議なことに、ただ“近いから”という理由だけではない気もしています。どこか、静かに呼ばれていたような――そんな感覚が、心の奥に残っているのです。

見どころのひとつ、二の丸御殿。大政奉還の意思が示された大広間は、写真撮影こそ叶いませんが、 将軍と重臣たちの人形が当時の様子を静かに再現しています。ここで江戸幕府の幕が下ろされ、日本の歴史が大きく動いた―― その瞬間に思いを馳せると、自然と背筋が伸びます。豪奢でありながら、どこか張りつめた空気。 静寂の中に、時代の重みが確かに息づいていました。


二条城の二の丸御殿を後にして、 次に足を向けたのは、庭園の静かな世界でした。ここ、清流園は京都の豪商・角倉家の屋敷跡から、 建築部材や庭石、樹木を譲り受けて作られた庭園です。

昭和40年、1965年に整えられた和洋折衷の空間は、 香雲亭や茶房のある和風庭園と、芝生の広がる洋風庭園の二つの顔を持っています。

和の静けさと、洋の開放感が一体となり、 訪れる人を柔らかく迎えてくれる庭園。 歩くたびに、石や樹木のひとつひとつに歴史の重みを感じながら、 ゆったりとした時間を味わうことができます。

ここでは、家康パフェなども楽しめ、 甘味とともに庭園の景色をゆったりと眺めることができます。

重要文化財である本丸御殿(別途入場料要)もありますが、 以前訪れたことがあったため、今回は静かに庭園散策を楽しむことにしました。

次にまた訪れるときは、 その荘厳な空間に足を踏み入れる楽しみを心に留めつつ―― 庭園でのひとときに身をゆだねました。庭園の空気は、二条城の歴史の重みを受け継ぎながらも、 どこか日常に近い穏やかさがあります。 朝の澄んだ空気と、柔らかな光に包まれ、 心の中に静かに余白が生まれるのを感じます。

庭園散策を終え、二条城を後にする前に、ふと外堀に目を向けました。 澄んだ水面には、かわいらしい鴨たちがゆったりと泳いでいます。 その姿は、二条城の荘厳さとはまた違う、愛らしい日常のひとこま。(足に注目❤︎)







