時を味わう、京都の一日 ― 第二章:金閣寺 ―
2026年 02月 25日
二条城に続き、今回訪れたのは 世界遺産・金閣寺(鹿苑寺)。室町幕府三代将軍・足利義満 によって築かれたこの場所は、 華やかさと精神性をあわせ持つ、特別な空間。

この日は人出も穏やかで、 ゆったりとした時間が流れていました。鏡湖池に映る金閣。 金色の輝きは印象的でありながら、決して騒がしくない。その均整の取れた佇まいは、 どこか呼吸を深くさせてくれる静けさをまとっています。新しく改修されてからは来たことがなかったのですが本当に金色!に輝いていました。




忙しい日常では、私たちは知らず知らずのうちに 呼吸が浅くなり、自律神経も緊張状態に傾きがちです。けれど、静かな景色の中で深く息を吸い、ゆっくり吐く。 それだけで身体の内側の巡りがやわらぐよう。 金閣寺の静寂は、 まさに“内側を整える時間”でもありました。








茶室 夕佳亭 にも立ち寄りました。金閣の華やかさとは対照的に、簡素で、静かで、控えめな佇まい。しかし、その慎ましさの中には研ぎ澄まされた美意識が宿っています。

夕佳亭は江戸時代に再興された茶室で、その名には「夕日に映える金閣の佳き景色を楽しむ亭」という意味が込められています。
華やかな金閣とは対照的に、質素で静かな佇まい。にじり口の小さな入口、簡素な造り。そこには、装飾を削ぎ落とした“わび”の美意識が息づいています。
余分を持たない美しさ。
それは大人の女性の在り方にも通じるものがあります。
年齢を重ねるほどに、足し算よりも引き算が似合うようになるように。
夕佳亭からの眺め。↓











